故 小西巡査部長 顕彰会
(発起のご挨拶) 平成29年11月11日
この会は、大正期の警察官で、現 湯浅警察署管内で発生した 強盗事件の検挙中に殉職した
小西栄次郎巡査 (殉職により巡査部長に昇格) の勇気と行動 を語り継ぐ会です。
小西巡査の勇気ある行動は、当時映画化までされました。
『噫(ああ)小西巡査』と題名された 無声(サイレント)・長編劇映画は、大正11年に放映されました。
日活映画 小西巡査 http://www.nikkatsu.com/movie/11840.html
噫小西巡査 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%99%AB%E5%B0%8F%E8%A5%BF%E5%B7%A1%E6%9F%BB
小西巡査は、和歌山県の警察官であり、事件が発生した当時は、有田郡内で巡査として勤務していました。
大正中期 旧清水町で、拳銃を持った強盗が呉服屋に押し入ったとの通報を受けた小西巡査は一人で駆け付け、
その強盗と格闘の最中に、強盗の拳銃に撃たれ、ほぼ即死状態で倒れました。
彼は、自分の命と引き換えに、村人を守りました。今だと、拳銃を持った強盗が押し入ったと通報が入れば、
防弾服に盾の重装備の上で、事件現場に臨みますが、当時は通信もままならない中で、
応援を待っていられないと考えて、村人の命が第一と一人で現場臨場したのだと思います。
そんな彼の偉業を称えるために、当時の村人達が、後々の世にまで伝え継ぐための石碑を、
大正11年8月16日建立したのです。今でも二川ダムの上流国道480号線沿いに、
ひっそりとたたずんで、私たちを見守っています。
数年前までは、その大きな石碑のそばに、住んでいる方が供養や掃除等のお世話をしていました。
その方も高齢となり世話が出来なくなり、荒れ果てた状態となっています。
先般、湯浅警察署の幹部の方が、草が生い茂る石碑を掃除し供養をしました。
誰かが、語り伝えなくては、小西巡査の偉業も、先人の思いの詰まった石碑も、
忘れられてしまう危機感に襲われました。
そこで世話人となり、引き続き、石碑の清掃と供養をして、語り継いでまいりたいと思います。
この考えに、少しでもご賛同された方は、ぜひ故 小西巡査部長の勇気と行動を語り継ぐためにもに
顕彰会にご入会下さい。
発起人・世話人代表 FMマザーシップ 代表取締役社長 坂口
副世話人 一般社団法人 DNA蘇生理化学研究所 理事 高垣 博
小西巡査の石碑
故 小西榮次郎(こにしえいじろう)巡査部長 慰霊碑について
故・小西榮次郎巡査部長 慰霊碑全景
故・小西榮次郎巡査部長 慰霊碑
故・小西榮次郎巡査部長 慰霊碑案内文
故・小西榮次郎巡査部長顕彰会について(案内文下部拡大)
故小西榮次郎巡査部長について
広報ありだがわ(有田川町広報誌 2018年8月号@)
https://www.town.aridagawa.lg.jp/material/files/group/11/koho2018-8_4.pdf
広報ありだがわ(有田川町広報誌 2018年8月号A)
https://www.town.aridagawa.lg.jp/material/files/group/11/koho2018-8_5.pdf
広報ありだがわ(有田川町広報誌 2018年8月号B)
https://www.town.aridagawa.lg.jp/material/files/group/11/koho2018-8_6.pdf
広報ありだがわ(有田川町広報誌 2020年9月号)
https://www.town.aridagawa.lg.jp/material/files/group/1/2020-9-3.pdf
大正の強盗事件、殉職警官を追悼 有田川 /和歌山(毎日新聞 )
https://mainichi.jp/articles/20200822/ddl/k30/040/277000c
殉職碑前で献花式 大正時代の湯浅署員弔う(和歌山放送ニュース 2019年8月20日)
https://wbs.co.jp/news/2019/08/20/137046.html
故・小西栄次郎巡査部長 慰霊碑へのご案内
Googleマップにて「小西巡査部長」と検索して頂ければ表示されます。
https://goo.gl/maps/UuJzeVhhtdgNQ3H29
小西巡査部長慰霊碑近くには、駐車場がありません。
そのため車は、近くの公衆トイレ付近(慰霊碑から約300m先)をご利用ください。
但しカーブ付近は、バス停のため駐車禁止となっていますのでご注意下さい。
バスの場合 有田鉄道バス 脇浦バス停すぐ
ご案内 数年前、小西榮次郎巡査部長の功績を知り、慰霊碑へお参りに行った際、周囲の余りにも荒れた様子を目の当たりにし、大変ショックを受けました。 以前は、ご近所の方がお世話をされていましたが、高齢のためお世話出来なくなっていたようです。 そこから坂口緑(FMマザーシップ)は、個人で小西巡査部長の慰霊碑の清掃を始めました。 そして、小西巡査部長について、地元の方とお話しをする中で、このような素晴らしい警察官がいた!という事が、今まさに、地域の人々の記憶から忘れられようとしている事に危機感を持ち、番組内で小西巡査部長の功績について、積極的に発信してきました。 また賛同して頂ける仲間と共に、故・小西巡査部長顕彰会を設立し、毎年命日の8月16日には、お参りしていました。 やがて賛同の輪が広がり、湯浅警察署、有田川町も一緒になって、献花式を行えるまでになりました。 坂口個人の活動から始まった取り組みが、やがて地元地域を動かし、小西巡査部長の偉業について、少しずつ広まってきたように感じております。 今後も、小西巡査部長の功績について、これからも語り続けていきたいと考えております。 FMマザーシップ 総務担当 山根 |